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2014年4月22日 (火)

Live to Tell / Lisa Gardner

感想文の書き方を変えることにした。 書評や推薦文を書いているわけではないので,感想は投げっ放しにすることにした。 読みにくいかも知れないが,お許しあれ。

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わたしがミステリーのシリーズ物を好んで読むのは,シリーズ物だと小説の世界観・背景が共通なため,それを理解するための時間が省けるからだ。 難しいのは独立した SFで,著者が創り出した世界を理解するのに時間がかかる,あるいは理解できないこともある。

ただ,いまのミステリーは犯罪がかなり病的になっていて,続けて読むのはきついという面もある。

この小説で,仕事中毒の刑事 D.D.ウォレンに,ボーイフレンドができた。 仕事のために,観葉植物すら持てない D.D. がもう少し幸せになるといいと思う。

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この小説は,キーになる登場人物達の一人称で書かれる。ストーリーが放射状に発散して行くように見えて,最後には(やや強引に)収束するが,面白い書き方だ。

犯罪は病的なのだが,小児精神病棟が舞台になることもあり,精神病の子供達の記述を読むのが辛い。ほんの少ししか出て来ないが,全く人間らしさを持たず,猫のように振る舞っている時だけ幸せな幼い少女ルーシーが,カーペットやゴミで作った(彼女には大事な)毛玉を,やっと心を許したダニエルにくれるところが,いじらしく哀しい。

著者は,実在する小児精神病棟を十分に取材したことを後書きに書いていて,ここに出てくる子供達はほぼリアルなのだと思う。

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父親に家族を殺されただひとり生き残ったダニエル(ダニエルには綴り違いの女性名あり)。ダニエルは,小児精神病棟のナースになった。彼女だけが生き残った一家惨殺の25年目が迫っていた。

子宮内感染で精神異常になった息子エヴァンを持つヴィクトリア。 彼女はエヴァンを家で面倒を見ると主張して,夫に離婚され娘とも離された。 エヴァンは9才になっていて,母親を殺せるほど成長していた。

家族全員が殺され22口径で頭を撃たれた夫のパトリック。

これらのストーリーが,ダニエルとヴィクトリアを中心に,並列に進行する。

ブロンドで,グラビアガールのような肢体を持つ,刑事 D.D.ウォレンは 相撲レスラーのように大食いだ。 昔の恋人ボビーが結婚してから,彼女も結婚を考え始めた。 デート中のレストランで,呼び出しがかかった。 → ここで,パトリック家の事件が起きる。

パトリック家に預けられていた,深いトラウマを持つ9才のオジー。 彼も殺されたが,彼はアンドリュー・ライトフットという霊能力者に救われるはずだった。

アンドリューの怪しげな霊的な話を聞いた後,D.D.はブチ切れ,ファッジ(柔らかいキャンディー)を4ポンド(約2kg)買う。食べてストレスを何とかするタイプらしい。

霊能力者と,ダニエルの一家が殺された真相が,この小説のキーになる。

Livetotell

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