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2013年6月10日 (月)

SACD は消え去るだろう

つい最近,SACDハイブリッド盤を4枚買ったばかりだが,これは DSDリマスターに期待してのことで,CDとして 可逆圧縮でリッピングして聴いた。

Super Audio CD は,現行のCD や光デジタル(S/PDIF) と同じように,ソニーとフィリップスによって規格化されたものだ。

もともと CDはデジタル技術に興味のあった,指揮者のカラヤンが SONYの当時の社長 大賀さん(バリトン歌手だった)と,フィリップスに提案したもので,録音時間を 60分にするか 74分にするかで意見が分かれていたところ,カラヤンが 「第9が一枚に収まる方がいい」 と言って 直径12cm(約80分入る)のディスクに決まったようだ。 これは正しい選択だったと思う。

SACDは,ΛΣ変換1bit 2.8224MHz という DSDという方式で記録されている。 それはいい。 だが,複雑怪奇なコピープロテクトがかけてあり,またコピー解除も法律的に許可されていない。 どんな複雑でも,人間の作ったプロテクトは解除が可能なはずだが,DVD や Blu-ray のような需要は無いので,さすがに中国のソフト会社も手を出さない。

わたしは 世界最初の民生用 CDプレーヤー SONY CDP-101 を購入したほどの Audio geek だったが,SACDについては慎重だった。 ソフトが出て来ないのだ。 SACD発表後何年かして,Marantz の SACDプレーヤーを買ったが,出力は RCA(アナログ)だけだった。  最近やっと HDMI経由で DSD出力が出るようになったようだが ...

とにかく 「ディスクをケースから一枚取りだし,プレーヤーに恭しく入れて音楽を聴く」 時代は終わったと思うのだ。 PC で扱えない SACDに未来は無いだろう。

実際出てくる SACDも過去の音源を DSDリマスターしたものが殆どで,SACDの新譜が出て来ないことからも,期待されていないことが判る。

音源を持っている会社は SACD なんかにしないで,24bit/192kHz あるいは DSD の音源ファイルとして販売していただきたい。 切に望む。

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