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2013年5月31日 (金)

リヒテル D960 第一楽章の天国的な長さ

D960 シューベルト最後のピアノソナタ21番は,わたしがやや持てあましていた曲だった。 4楽章構成で 40分以上かかる大曲だが,ベートーヴェンのような運動性を持った音楽ではないし,どう聴いたらいいかよくわからなかったのだ。

しかも,リヒテルの第一楽章は 24:35 ある。わたしがいつもリファレンスにしているポリーニの演奏が 19:03 だから 5分以上も長い。

しかし聴き始めてみると,そこにふっと,リヒテルによって創られたシューベルトの音楽世界が浮かび上がる。 決して遅く無くて,(無音の)長い休止も必然的だ。

瞑想的と言うより,夢幻的だ。 美しく長い夢を見ているようだ。 それにしても,リヒテルのピアノの音は美しい。 フォルテシモで鳴り響かせる時でさえ,音は決して金属的にならない。

そしてわたしは,ピアノソナタ21番がとても好きになってしまっていた。

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