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2013年5月21日 (火)

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの11枚組CDを買った

リヒテルの14枚組を買ったことは前に書いた。 こちらは,Dietrich Fischer-Dieskau(1925年5月28日 - 2012年5月18日)が,同じように EMIに残した全録音。

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウはドイツのバリトン歌手。 シューベルトの歌曲集や 「ドン・ジョバンニ」の伯爵役などが,ま〜くの記憶には残っている。

シューベルトの「冬の旅」はま〜くが愛する歌曲集のひとつだが,プライ盤を愛聴していた。 この作品は絶望の歌であると共に青春の歌でもあるから。 完璧にコントロールされることよりも,プライの若々しい声で歌われる絶望が好きだった。

しかし フィッシャー=ディースカウも プライと同じようにこの曲集を非常に重要なレパートリーとし,生涯で7回!録音している。 この記録は破られないだろう。

リヒテルは,20世紀最高のピアニストのひとり,と書いたが,フィッシャー=ディースカウは 20世紀最高のバリトン歌手と言ってしまっても,反対する人は少ないと思う。

11枚組と書いたが,11枚目は,インタビューと 全歌曲の英訳が PDF で入っている。 これは大変に有り難い! 歌詞の意味が判ると判らないでは大違いだ。

録音されているのは,シューベルトの3大歌曲集を含む,若き天才 フィッシャー=ディースカウ による,歌曲のすべて的な内容になっている。 これが import版で ¥3,600 だった。 アンビリーバボー。

↓ すごい。

●Disc1 シューベルト: 美しき水車小屋の娘 他
1.美しき水車小屋の娘 D795(1823)(全22曲)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1961年12月2-4日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音

2.ます D550d(1820)
3.水の上で歌う D774(1823)
4.漁夫の歌 D881b(1826)
5.漁夫の恋の幸せ D933(1827)
6.船乗り D536(1817)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1965年2月24、25、28日、3月1日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音

●Disc2 シューベルト:冬の旅 他
1.冬の旅 D911(1828)(全24曲)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1962年11月16、17日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音

2.冬の夕べ D938(1828)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1965年2月24、25、28日、3月1日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音

●Disc3 シューベルト:白鳥の歌 他
1.白鳥の歌 D957(1828)(全14曲)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1962年5月7、8日、9月7、9日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音

2.草原の歌 D917(1827)
3.セレナード「聞け、青空にいるひばりを」 D889(1826)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1965年2月24、25、28日、3月1日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音
4.孤独 D620(1818)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1959年1月9日、6月12、13日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音

●Disc4 シューベルト 歌曲集
1.君こそわが憩い D776(1823)
2.夜と夢 D827(1825?)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1951年10月7日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音(モノラル)
3.たゆみなき愛 D138(1815)
4.はなだいこん D752(1822)
5.孤独な人 D800b(1824?)
6.消滅 D807(1824)
7.さすらい人の月に寄せる歌 D870(1826)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1955年5月2、12、13日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音(モノラル)
8.さすらい人 D493(1816)
9.音楽に寄す D547b(1817)
10.ブルックの丘にて D853(1825)
11.春に D882(1826)
12.シルヴィアはだれか告げよう D891(1826)
 1957年9月20、21日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音(モノラル)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
13.魔王 D328d(1815)
14.夜の曲 D672(1819)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1958年5月23、24日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドル録音
15.タルタロスの群れ D583(1817)
 カール・エンゲル(ピアノ)
 1959年1月9日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音
16.夕べの星 D806(1824)
 カール・エンゲル(ピアノ)
 1959年6月12、13日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音(モノラル)
17.挨拶を送ろう D741(1822)
18.笑いと涙 D777(1823)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1962年5月7、8日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音
19.野ばら D257(1815)
20.泉のほとりの若者 D300(1815?)
21.万霊節の日のための連祷 D343(1816ごろ)
22.至福 D433(1816)
23.死とおとめ D531(1817)
24、リュートに寄せて D905(1827)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1965年2月24、25、28日、3月1日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音
25.夕映えの中で D799(1824?)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1967年2月20日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン、ライヴ録音

● Disc5 シューマン:リーダークライス 他
1.リーダークライス Op.39(1840)(全12曲)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1954年3月10日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音(モノラル)

ロマンスとバラード 第1集 Op.45(1840)より
2.I.宝を掘る人
3.II.春の旅路
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1964年3月26、27日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音
4.III.浜辺の夕暮れに
 ヘルタ・クルスト(ピアノ)
 1956年9月16日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音(モノラル)

5.リーダークライス Op.24(1840)(全9曲)
 ヘルタ・クルスト(ピアノ)
 1956年9月16日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音(モノラル)

6.君は花のごと(「ミルテの花」 Op.25-24)
悲劇~ロマンスとバラード 第4集 Op.64-3(1841)
7.I.私と一緒に逃げて
8.II.春の夜に霜が下りて
哀れなペーターI~III~ロマンスとバラード 第3集 Op.53-3(1840)
9.I.ハンスとグレーテ
10.II.私の胸に
11.III.哀れなペーターはよろよろと
12.私の馬車はゆっくりと(4つの歌 Op.142-4)(1840)
 ヘルタ・クルスト(ピアノ)
 1956年9月16日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音(モノラル)

ロマンスとバラード 第2集 Op.49(1840)より
13.I.二人の擲弾兵
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1951年10月10日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音(モノラル)
14.II.憎みあう兄弟
15.ベルシャザル Op.57
 ヘルタ・クルスト(ピアノ)
 1956年9月16日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音(モノラル)

●Disc6 ブラームス:美しきマゲローネ、他
1.ティークの「マゲローネ」によるロマンス Op.33(全15曲)
 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
 1970年7月24、25日、ビュルガーブロイ、ミュンヘン録音
2.野の寂しさ Op.86-2
 ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
 1972年3月、フランツィスカーネ教会、ザルツブルク録音
3.4つの厳粛な歌 Op.121(全4曲)
 ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
 1973年8月、フランツィスカーネ教会、ザルツブルク録音

●Disc7 マーラー:リュッケルトの歌、他
1.さすらう若人の歌(全4曲)
「子供の魔法の角笛」より
2.番兵の夜の歌
3.むだな骨折り
4.この世の生活
5.魚に説教するパドヴァの聖アントニウス
6.ラインの伝説
7.美しいトランペットが鳴り響く所
8.高い知性への賛美
9.死んだ鼓手
10.少年鼓手
5つのリュッケルトの歌
11.私は快い香りを吸い込んだ
12.美しさをあなたが愛するなら
13.私の歌をのぞき見しないで
14.私はこの世に捨てられて
15.真夜中に
 ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
 1978年2月5-10日、ジーメンスヴィラ、ベルリン録音

●Disc8 ヴォルフ: 歌曲集
○アイヒェンドルフ詩集
1.友人
2.音楽師
3.語らぬ愛
4.セレナード
5.郷愁
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1959年4月8&9日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音
○メーリケ詩集
6.希望の復活
7.狩人の歌
8.鼓手
9.めぐりあい
10.散歩
11.世をのがれて
12.春に
13.旅路
14.庭師
15.古い絵に
16.朝早く
17.祈り
18.愛する人に
19.火の騎士
20.ヴァイラの歌
21.こうのとりの使い
22.別れ
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1957年9月14-18日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音
○ゲーテ詩集
23.竪琴弾きの歌 その1
24.竪琴弾きの歌 その2
25.竪琴弾きの歌 その3
26.アナクレオンの墓
27.ねずみをとる男
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1960年4月14-20日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音

●Disc9 R.シュトラウス: 歌曲集
1.献呈 Op.10-1
2.夜 Op.10-3
3.万霊節 Op.10-8
4.帰郷 Op.15-5
5.セレナード Op.17-2
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1967年9月4-7日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音
6.私の思いのすべて Op.21-1
7.憩え、わが心 Op.27-1
8.ツェツィーリエ Op.27-2
9.ひそやかな誘い Op.27-3
10.あすの朝 Op.27-4
11.たそがれの夢 Op.29-1
12.夜の逍遥 Op.29-3
13.青い夏 Op.31-1
14.私は恋を抱いて Op.32-1
15.あこがれ Op.32-2
16.愛の賛歌 Op.32-3
17.ばらの花環 Op.36-1
18.わが子に Op.37-3
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1968年6月22-26日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音
19.解き放たれて Op.39-4
20.懐かしい面影 Op.48-1
21.冬の霊感 Op.48-4
22.冬の愛 Op.48-5
23.森の喜び Op.49-1
24.見いだされたもの Op.56-1
25.東方の聖なる三博士 Op.56-6
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1969年7月21-26日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音
26.単調さ Op.69-3
27.悪天候 Op.69-5
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1969年11月10-12日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音
28.小川 Op.88-1
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1970年5月4、5日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音

●Disc10 レーヴェ、メンデルスゾーン、ワーグナー、リストとコルネリウス
○レーヴェ
1.魔王 Op.1-3(1824)
2.オーロフ氏 Op.2-2(1824)
3.宝堀りする男 Op.59-3(1836)
4.アーチボルド・ダグラス Op.128(1857)
5.詩人トム Op.135(1860ごろ)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
 1967年9月4、5、7-9日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音

○メンデルスゾーン
6.新しい恋 Op.19a-4(1833)
7.挨拶 Op.19a-5(1833)
8.歌の翼に Op.34-2(1835)
9.朝の挨拶 Op.47-2(1840)
10.ヴェネツィアの舟歌 Op.57-5(1842)
11.夜の歌 Op.71-6(1847)
12.月 Op.86-5(1851)
 ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
 1970年9月8、10、13、15日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音

○ワーグナー
13.ワーグナー:樅の木 WWW50(1838)

○リスト
14.風はそよぐ S294(1845)
15.やさしく響け、わが歌 S301(1848)
16.山々に憩いあり S306(1848)
17.ふたたびあなたに会えるだろうか S322(1860)
 アルベルト・ライマン(ピアノ)
 1971年3月10-13日、ツェーレンドルフ・スタジオ、ベルリン録音

○コルネリウス
18.クリスマスの歌 Op.8(1856,改訂1870)(全6曲)
 ヘルマン・ロイター(ピアノ)
 1966年1月24、25日、2月1日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音

●Disc11 ジョン・トランスキーの構成によるインタビューと歌唱(約44分)
プロデューサー、ジョン・トランスキーが2000年と2005年に行い放送されたインタビューを基に未放送の部分も加えて再構成されたドキュメント音源
1.シューベルト:「美しき水車小屋の娘」~どこへ
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
2.F=Dの青年時代、「冬の旅」についてのコメント
3.シューベルト:「冬の旅」~お休み
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
4.シューベルトを歌うこと、一般的に歌唱について、グリーグの歌曲についてのコメント
5.グリーグ:青春時代に Op.48-5
 ハルトムート・ヘル(ピアノ)
6.ヴォルフの音楽についてのコメント
7.ヴォルフ:メーリケ詩集~世をのがれて
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
8.近年の音楽界の変化についてのコメント
9.ヴェルディ:「オテロ」第2幕~ヤーゴの信条(冒頭)
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、サー・ジョン・バルビローリ指揮
 ~「ヤーゴ」の役についてのコメント
 ~ヴェルディ:「オテロ」第2幕~夢
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、サー・ジョン・バルビローリ指揮
10.コメントに続き~マーラー:「子供の不思議な角笛」~死んだ鼓手
 ロンドン交響楽団、ジョージ・セル指揮

521fd1 ¥3,600

521fd2 インタビューと 歌詞PDFの入っている一枚

これでまた,積み上げられたCDが増えてしまったけど,このCD集の存在を知ったら(一枚ずつ買いそろえて持っている人はともかく) クラシック・ファンなら買ってしまうだろう。

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