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2013年1月20日 (日)

シューマンのCDを2枚買った

しばらく真面目に音楽を聴いていなかったが,再生環境が整ったので,少しずつ聴き始めようと思う。

Amazon のクラシックの CDを見て愕然とした。 現存する最高のピアニストであるポリーニのCDでさえ,廃盤になっているものがかなりある。  数えたら,わたしの持っているポリーニのCDは30枚だった。 ベートーベンの初期のソナタを除き,重要な演奏はほぼ持っていてよかった。 あと,Bachの平均律クラヴィーア第1集を頼んである。

わたしは,偏ってはいるもののクラシックだけで 100枚は持っており,新しく買うどころか,これを聴きかえすだけでも,結構時間がかかると思っていたのに ... ポリーニだけでなく,歴史的名盤で廃盤になっているものが目立って不安になってきた。

ポリーニの全演奏を リマスターして,ポリーニ全集として出してくれたら20万円くらい払ってもいい。 それは,儚い夢だろうなぁ。

現実に戻り,いま買っておいた方が良さそうな2枚を見つけた。 (しかし,CDは安くなった。 昔は¥2,800〜¥3,000 だったと思う。)

one シューマン レクイエム / サヴァリッシュ バイエルン放送響 1988年 ¥1,133

シューマンにレクイエムがあることを知らなかった。 かなり最近になって再評価され,演奏されるようになったものだと思う。

Op.148 と最晩年の作品で,精神に異常が現れる少し前の作曲ではないか。

わたしにも,微かな双極性障害的なものがあり,気持に揺れがある。 だから,双極性障害だったシューマンの作品に位相が合うのかも知れない。 クライスレリアーナ Op.16 の揺れ動く美しさ!

ただ,シューマンの死因は梅毒が進んで中枢神経がおかされたためと言われている。

最晩年のシューマンのしかもレクイエムを,わたしは理解することができるだろうか。

two リヒテル イン イタリー 1962年のマスターから24bitリマスター ¥1,339

リヒテルはソ連出身の「巨匠」という言葉がぴったりくる,20世紀最高のピアニストのひとり。  録音が余り好きではなかった人で,ライブにいいものが多い。 YAMAHAのピアノを愛用したことでも知られる。 これはイタリアでのライブで,シューマンだけのもの。

パピヨン Op.2
ビアノソナタ 2番 Op.22
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26

これは,真っ直ぐに楽しめそうに思える。

リヒテルの有名なソフィア・リサイタルのCDも廃盤だ。 展覧会の絵で派手なミスタッチをするが,そんなことが気にならない,わたしの知る中で最も壮大な「展覧会の絵」だ。 あんな大きな演奏を他に知らない。 再発売を望む。

クラシックを聴く人が増えることを望む。 クラシック音楽は情報量が莫大であり,一度買えば一生楽しめるのだ。 何回かで飽きてしまう音楽とは違う。 とてもお得である。

少年だったわたしのように,FMから流れてきた Bartokの音楽に一瞬にしてつかまれ,20世紀の音楽からより古典へと聴いて行ったような幸運が,若い人達に訪れますように。

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