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2012年11月 2日 (金)

Moscow / Keith Emerson Band

ま〜くは EL&P の熱心な聴き手ではなかったが,Keith Emerson がトンガったキーボード奏者であることは知っていた。 そしたら Amazonから Importで,この DVD が ¥1,237で出てきたので買ってみた。

2008年のモスクワでのライブで,ちょうど2時間あるがまったく飽きずに聴けた。 面白かった。
音は2008年ならもうちょっと良くてもいいと思うし,DTSにしてくれたら更にドラムが楽しめたと思うけど,ライブだし許す。

Keith はキーボード4台,アコースティックピアノ,3m以上ありそうな制御盤を持つ moog シンセを弾く。 こんなケーブルだらけの巨大な制御盤があるということは,これはアナログ・シンセなのではないか。 Keith はシンセを実に楽しそうに弾く。音遊びの極地がここにあるみたいだ。 テルミンを弾いているのもめずらしい。

Keith が EL&P を復活させるのではなく,若いミュージシャンとバンドを組んだのは成功していると思う。 ギター・ボーカルの Marc Bonilla という人は初めて聴いたが,完全なロック,ちょっとブルースっぽいフレーズを弾いたりもする。 すすり泣くようなギターも弾ける人だと思う。 それに対して Keith がまったく違った角度のフレーズを放り込むので,違うのだが違和感は無く面白い。

全体としてこれがロックなのかどうかは,よく判らない。 Keith がどんなにワイルドに弾いて見せても,どこか知性的だったり,ミニマルミュージック的だったり,ある方向へ運動してゆく音楽だったりする。 この人はクラシックがベースなのに,不思議な運指をする。 2本の指は握っていたり,1本だけ突き出したり,クラシックのピアニストが常に全指を均等に使えるようにしているのとは違う。

Marc は歌もうまいのだが,EL&Pの曲の時などは,やはり Greg Lakeのソリッドな高音が懐かしい。

ドラムスの Tony Pia という人もいい。 速くてソリッドでパワフル。 7〜8分のドラムソロがあるが,非常に楽しめる。

モスクワの聴衆が,他の国と違って,音楽会を聞きにきたようで面白い。 そして完全に英語を理解しているようだ。

こういう音楽DVDには,英語字幕を付けてくれたら嬉しいと思う。 MCはある程度わかるとしても歌詞は無理だもん。 (なお,リージョン1と書いてあるのに普通のBlu-rayプレーヤーで見られるのは不思議。 多分,印刷の方が間違っててリージョン・フリーなんだと思う。)

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