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2012年8月 5日 (日)

The Butcher's Boy / Thomas Perry

この本はちょうど 30年前に書かれて,エドガー賞新人賞に選ばれた作品。 だから例えば,携帯電話は出て来ない。 この本を読み始めた理由は,2003年に再発売された時に,Michael Connelly が前書きを書いていたから。

ヒットマンの話。 名前は誰も知らない。 Butcher's boy(屠殺屋の息子)と呼ばれている。

読み始めて, 米国の警察機構は怖ろしく複雑だと思った。 地元警察(NYPDとか),FBI,CIA,NSA, ATF,Homeland Securiy,シークレットサービス,くらいは知っていたが,更に司法省内の組織も存在する。司法省で組織犯罪のパターンを分析する,美人分析官 Elizabeth が出てくるからだ。

読み進めるうちに,読者はこのヒットマンが,周到で精密でクレバーで,何のためらいもないことを知る。 そしてもし誰かが彼を狙えば …

高額の隠れ家を提供する商売や「犯罪者をボディーガード」するプロの女性も登場する。

最高のヒットマンとはここまでプロなのか? 高度な知性を持った野生動物のようではないか。

そして,マフィアとはここまで徹底的な,執拗なものなのか。邦題は「逃げる殺し屋」だったと思うが,そう,ここではヒットマンもまた追われるのだ。

ヒットマン と ヒットマンの存在を確信するElizabeth は互いに知らないまま,ロンドンへの同じ飛行機に乗り合わせる。 しかし,二人はすれ違う。

エドガー賞を取ったことが十分納得できる,スピード感のある作品だ。

Thebutchersboy

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