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2012年6月27日 (水)

The Kindness of Strangers / Mike McIntyre

真夏の日差しに焼かれて水もなく,最後の食事は2日前の夢の中という状況で,行先を書いたボール紙を持って,拾ってくれる車を待っているところから話は始まる。

彼は一銭も持たずに,またお金を貰うこともせずに,人の好意だけに頼って,米国を横断しようとしている。

6,795km, 14州,82回乗せて貰い,78回食事させてもらった,San Diego から Cape Fear までの6週間の記録。South Dakota まで通っているから一直線の横断では無い。

ストーリーのある本では無いので,抜粋する形の説明はできないが … 感じたことを書く。

なんと悲しい人達が多いのだろう。 なんと苦しんでいる人達が多いのだろう。 どんなに涙を流しても,どんなに時間が経っても,悲しみも苦しみも消えはしない。

なんと貧しい人達が多いのだろう。
そして持たざる者ほど,彼に物をくれる。 家にある一番高価なものをくれようとする。 家にある一番いい食べ物を食べさせてくれる。

日本と違うのは,米国には教会があり牧師と信者がいて機能していることだ。 教会の多くは著者を助けてくれる。 キリスト教は少なくとも米国人の役に立っているように見える。 日本の寺や神社が閉じられていると感じられるのとは随分違う。 なお,著者は無宗教だ。

著者は,米国無銭横断をしている自分と,全く知らない他人の自分を助ける人とどちらがより勇気があるのだろうかと考える。

彼を乗せてくれた人は,彼が身綺麗(clean-cut)だったから乗せたと言った。 しかし「身綺麗」の中には肌の色が白いことも入っているのだろう,と彼は思う。 確かに,現在でも黒人にはこの冒険は不可能だと思う。

Kindnessstrangers

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