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2012年4月20日 (金)

The Broken Window / Jeffery Deaver

Rhyme は FBI, MI5,ロンドン警視庁と組んで,国際的な犯罪者を捕まえるために罠を張っていた。

そこへ従兄弟の物理学者 Arthur の妻がやって来て,彼が女性を刺し殺して,高価な絵を奪い逮捕されたと言う。 事件のファイルを見ると,あまりにも見事に証拠が揃いすぎていた。 司法取引に応じない Arthur はこのままでは25年の刑になってしまう。

Rhyme と Arthur は兄弟のように育った。 しかしその後の二人には確執があった。

過去のファイルを調べて行くと,殆ど同じように証拠が揃い,車の番号3桁だけを知らせる通報があった事件が見つかった。

その時,警察に同じような通報があった。 女性が殺され,犯罪歴のある黒人が犯人にされそうになるが,Rhyme が日曜に無理矢理呼び集めた警官達により未然に防がれる。

今回の犯人は,自分の犯行を他人がやったように見せかけて有罪にする,とても狡猾で卑劣な男だ。

この作品には, data miner と言う,個人に関するあらゆる情報を集めて売る会社が出てくる。(データマイニングとは、統計学、パターン認識、人工知能等のデータ解析の技法を大量のデータに網羅的に適用することで知識を取り出す技術。–Wikipedia )

こんな会社の存在は現実的ではない,というのがこの本の難点だと思う。こんな会社があったら,何でもできてしまう。 この本に出てくる会社では RFID 情報もクレジットカード情報もネット上の情報は全て集めてしまう。 米国では9.11以降,Homeland Security(祖国を守る)と言う組織が作られ,FBI・CIAもかかわっていて「テロを防ぐ」という大義名分の下,何でもやりそうなので,実際にあったら物凄く怖いけど。

SuicaやPasmoもRFIDの一種。 つい先日,東京メトロで Pasmo情報を使って駅員がストーカーやったよね。 もう私たちはGPS携帯やSuicaやETCを使っているので,クラッカー(あるいは国)がその気になれば,わたしがいつどこにいて何を買ったか判ってしまう。

この作品では,初めて Rhymeの過去の話が出て来る。 Lincolnというファーストネームは歴史好きの父親が付けたとのこと。 His Tom Cruise nose という表現が出て来ることから,白人だと言うことが判った。

Thebrokenwindow

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