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2012年3月28日 (水)

The Vanished Man / Jeffery Deaver

美しすぎる警察官 Sachs は 9.11を経験し,より市警のために仕事をしたいと考え昇進試験を受ける。

フルートの練習をしていた女学生が,首と足首を紐で結ばれて殺させる。 パトロールが踏み込むが,犯人は次の部屋に逃げ込み … 消えてしまう! そして犯人は次の犠牲者が逃げ込んだ二重に鍵を掛けた密室に入り込み … 消えてしまう! 犯人は最高のイリュージョニストだった。

その事件とは別に,白人至上主義のグループのリーダーが逮捕され,判決を担当する地方検事補の暗殺が計画される。 最後に,イリュージョニストの殺人と暗殺計画がつながってゆく。

これはどのラーメンが美味しいのかと同じように好みの問題になってしまうが,わたしが手品とかイリュージョンとかそういうものに全く興味が無いために,他の作品よりは面白くなかった。
犯人のイリュージョニストが超能力過ぎて,現実味が薄く感じる。

それと,小説の最後の盛り上がりを二つにしようとしたために,やや冗長に感じた。

前作の中国人の潜入捜査官のように,Kara というイリュージョニストの女の子が,知識を買われてRhymeのチームに参加する。 彼女はRhyme にはできない推理をして,Rhymeを「感嘆」させる。

Kara と Rhyme の対話シーン。 わたしも同感です。

"Isn's most of our lives an illusion?" she continued.
"How's that?"
"Well, everything in the past is memory, right?"
"True"
"And everything in the future is imagination. Those're both illusions - memories are unreliable and we just speculate about the future. The only thing that's completely real is this one instant of present - and that's constantly changing from imagination to a memory. So, see? Most of our life's illusory."

( 試訳 )
「生きてることの殆どが幻想じゃない?」彼女は続けた。
「どんな風に」
「そうね,過去のこと全ては記憶でしょ?」
「そうだね」
「そして未来のことは想像でしょ。 両方とも幻想よ。 記憶は不確かだし未来のことは想像するしかない。 確かな現実は今この一瞬だけ。 そして想像は絶えず記憶へ変化してゆく。 ねえ,わかる? 生きていることの殆どが幻想なのよ。」

Thevanishedman

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