« ポイント自動還元のお知らせ (ETC) | トップページ | クロマメノキ »

2011年9月20日 (火)

The Coffin Dancer / Jeffery Deaver

この本の感想文は書きにくい。 ネタバレしてしまうからですね。

Coffin Dancer というのは殺人者の通り名だ。 そういう入れ墨をしているらしい。 犯罪歴のため軍隊への入隊を許されず傭兵となって,スナイパー,爆薬物工作,作戦立案の能力を身につけた,やっかいな超一流の兵士であると同時に反社会的人間(sociopath)である。

FBIに尻尾をつかませない武器商人の Philip Hansen は,ある日巨大なダッフルバッグに証拠品を入れて,無許可飛行をしてバッグを海に捨てた,と考えられている。

格納庫で徹夜で仕事をしていた,プライベート・ジェットのパイロット, Percy, Ed, Brit の3人は 無許可飛行を見てしまう。 3人の殺人が依頼される。 最初に Edのジェット機に爆弾が仕掛けられる。 Percy と Brit は NYPD(ニューヨーク市警)の隠れ家に隠れるが,そこも Coffin Dancer の襲撃を受ける。

女パイロット Percy にとっては飛ぶことが全てだ。大金持ちの父親から勘当されても,軍隊に入って腕を磨き,今ではありとあらゆる飛行機を操縦することができる。 Percy は小さなプライベート・ジェットの会社の社長だが,もう飛べるパイロットは彼女しかいない。 NYPD と FBI に守られながら,ジェット機の整備をし,彼女は飛び立つ。 だが既に,ある高度以下に降下すると爆発する爆薬がしかけられていた。

解決策を見つけた Rhyme(このシリーズの主人公)と Percy は燃料ぎりぎりの飛行を行うが,ついに燃料が切れる。 この飛行過程の綿密な書き込みがいい。

これだけ書くとネタバレしているようだが,これは p.480までの話。 ここから話は急激に折れ曲がり回転し,読者はとんでもない方向に引きずり込まれる。本当の Coffin Dancer とは ...
なお,560 pages と書いてあるが,本文は 532pのようだ。 確かに長いが,長さは感じさせない。

四肢麻痺の犯罪学者・鑑識である Rhyme の手足となる,美人すぎる警察官 Amelia Sachs が,今回も大活躍する。 officer じゃなく detective に昇進させちゃえばいいと思うのだが,なかなかそうもいかないらしい。

作者は Amelia を beautiful と形容するが,ふつう,こんな当たり前な形容詞は連発しないものだ。 でも,元モデルだしきれいなんだから,beautiful と書いてしまった方が嫌みがなくていいかもしれない。

次作 The Empty Chair も買ってあるのだが … SF方面へ一回行ってから,とも思っている。

|

« ポイント自動還元のお知らせ (ETC) | トップページ | クロマメノキ »

」カテゴリの記事

英語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/501616/52782830

この記事へのトラックバック一覧です: The Coffin Dancer / Jeffery Deaver:

« ポイント自動還元のお知らせ (ETC) | トップページ | クロマメノキ »