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2011年8月 8日 (月)

Eiger Dreams / Jon Krakauer

クラカウアーの初期の雑誌掲載された文章をまとめた作品集。
Into Thin Air のような intense な作品にはなっていない。 だから,ちょっとだらだらと読んでしまった。sweat01
以下,ごく一部を紹介しただけで,ネタバレにはなってないです。

1)著者自身のアイガー北壁敗退

2)ボルダリングというスポーツを作った数学者
ひとつひとつの凹凸を見るのではなく,壁全体をパターンとして把握し数学の問題のように解く。 ボルダリングを禅の心境のように登る。

3)アラスカの Valdezの凍った滝を登る
それまで無かった垂直の氷壁を登るためのピッケルを発明し作った Chouinard は,ピッケルやピトンを作りながら売ったが,お金のない時は,地リスやヤマアラシを食べていた。 また,缶の凹んだキャットフードを一夏分買い込んでいたが「俺はドッグフードを食うような男じゃない」そうだ。 ツナ風味のキャットフードは好いらしい。 この人,Patagonia ブランドを創業する。(アウトドア好きには有名なブランドです。)

4)テントでの停滞
どうやって殴り合いをしたりせずに一週間も十日も停滞して時間を潰すのか。 傾向と対策。

5)アラスカのブッシュパイロット
エンジン性能ギリギリの重量を積み,ギリギリの高さまで上がる。 年中飛行機を壊すので儲からない。
目隠しされたのと同じ,完全なホワイトアウトの中を,記憶と勘だけで飛び,負傷者の救出のためにピンポイントで着陸する。 体が山の地形を覚えているのだ。

6)デナリに登ることの困難さについて
Mckinley は米国大統領の名前なので,登山家はデナリと呼ぶことを好む。

デナリの方が,チョモランマより山体は大きいとのこと,また相対的にアクセスし易いため,多くの登山者が来て,犠牲者も多い。
ベースからの標高差もデナリの方が大きい。
デナリ 17,000 feet (ピーク 20,320 feet)
チョモランマ 12,000 feet (ピーク 29,002 feet)

7)シャモニー今昔

8)canyoneering = 渓谷探検
= ロッククライミング + 畳めるボートで川を進む + バックパッキング + ガラガラ蛇のいる野を這いずる。
Arizona (砂漠ばかりかと思ってた)に,500年前の自然が残された渓谷群があり保護されている。そこには多くの宝石のような渓谷が隠されている。 保護されなくても,そこに入る技量を持った人は非常に少ない。

9)エベレストより高い山
エベレストが登られた後に,一番高い山はエベレストではないという調査と探検が,こんなに行われたとは知らなかった。 エベレストより高いと言われた山は,K2, Minya Konka, Anye Machin 。

10)大酒飲みで喧嘩好きの,イギリスの双子のクライマーの武勇伝

11)K2 最悪の夏
1986年,パキスタンが非常に多くの登山隊に登山許可を出した。
5人に1人は帰って来なかった。

12)悪魔の親指
23才の著者がアラスカにある,とんでもない氷雪のとんがり,Devils Thumb に登る話。 著者クラカウアー自身も相当なクライマーであることが判る。

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